AWA株式会社でのインターンでインフラに強くなりました
株式会社サイバーエージェントの全職種向け 実践就業型インターン【オンライン参加可】に3月2日~3月31日の1ヶ月間参加し、インフラに強くなりました(過去の自分比)。
参加するまで
サイバーエージェントは魅力的な会社ですし、人生で1回は行っておきたいという気持ちがまずありました。
また、大規模サービスに触れる機会はもともとあったのですが、インフラがほぼブラックボックスの状態で開発をしていたので、インフラに詳しくなりたいという目的がありました。
個人ではJS/TSを重点的にやることが多く、また、インフラの実務経験がほぼない状態でインフラを志望するのは勇気が要りましたが、春は挑戦の季節ということで応募してみました。
とは言っても、エントリー締め切りがインターンシップ開始月の3ヶ月前の月末だったので、11月あたりにエントリーした記憶があります。
1次面接(人事)でABEMAかAWAに行きたいと伝え、2次面接(エンジニア)でインフラをやりたいと伝えたところ、希望が通ってAWAでインフラをさせてもらうことになりました。
面接とはいっても雑談のような感じで、エントリーから参加するまでは長かったですが、合否の結果は早かったのでストレスなく暮らせました。
(EC2とECSという単語が出てくると少し混乱するというようなレベル感だったので、ゴリゴリの技術面接ではなくてよかったです。)
一応オフラインを希望したのですが、フルリモートでの勤務となりました。
出社できなかったのは残念ですが、メンターさんや人事の方とのコミュニケーションに苦労はしませんでした。
働いてみて、AWAは少数精鋭という印象を受けました。
僕が所属したサーバーチームは自分を含めて4名で、Androidをやりながらサーバーもやるといったようなマルチな方の集団といった感じでした。
やったこと
ここからの内容は以下のスライドにも載せてあります。
- Terrafromのバージョンアップ(v0.12 -> v0.13)
まずはレポジトリ全体の構成をしっかり把握してから始めました。
ただCIを回してバージョンをあげればいいというわけではなく、運用上、HCLの記述と実際の設定に差分が生じるので、それを解消する必要がありました。
- 本番LOUNGEサーバーのリソース増強(Terraform/Datadog)
ECSの設定をいじって、タスクが切り替わる様子やDatadogのグラフが遷移する様子をみました。
- LOUNGE検索の追加(MongoDB/Mongo Connector/Elasticsearch/Jenkins/Ansible)
登場してくるツールやレポジトリが多くなったので、自分がしたことがどこにどう反映されるのかを理解しながら進めることを意識しました。
初めての概念が多かったのでドキュメントをしっかり読みました。
github.com
- ドキュメントの作成(DocBase)
検索データの同期周りは、1年前のドキュメントしかなかったので、新たに作成しました。
ドキュメントとかテストとかしっかりしたいタイプなのでこういう仕事もよかったです。
- LOUNGEの検索処理
gRPCのproto定義から始めてGoを書いていきました。
クリーンアーキテクチャが採用されているレポジトリに項目を足す作業だったので、難しい部分はありましたが、見通しは立てやすかったです。
これでつまったりしていました。
github.com
感想
- 夕会すごい
毎日30分、金曜1時間の夕会に参加させていただきました。
エンジニアの方だけではなく、40名くらいの方々が集まり、念密に施策のすり合わせをしていらっしゃいました。
AWAは毎日聴いているものの、今回はインフラでの参加だったので、開発者としてサービスに対する理解が薄くなるのではないかという心配をしていましたが、異なる職種の方が何をしているのかまで知れました。
また、メンターさんにも毎日1on1で30分以上時間をいただき、質問の対応や進捗の管理をしていただきました。
- Go読みやすい
普段はGoでの開発はしていなかったので不安だったのですが、インターフェイスから辿っていったり、VSCodeの機能を使ったりして初見でも自力で読める部分は多かったです。
Goでの運用を知れたのもよかったです。
- インフラ周り楽しい
普段インフラはあまり触っておらず、何をしているか分からなくて怖い印象を持っていたのですが、1つの作業でアプリケーションを大きく動かすことができることに特に楽しみを感じました。
- 触るレポジトリ多かった
マイクロサービスで構成されているため、自分が関連するところだけでもTerraformのレポジトリを合わせると8つありました。
普段はいわゆるモノレポしか基本触らないので、最初は頭が混乱しましたが、慣れるとやりやすさを感じました。
- サービスの歴史の理解が重要
どのサービスにも少なからずクセのようなものがあり、なんでこのようなコードになっているのか、どうしてこのツールを用いているのか、に対する理解が働く上で重要だと感じました。
- 意外と自走できる部分はあった
Goもインフラもほぼ未経験の状態で飛び込んだので、1ヶ月で自分ができることはかなり少ないと思っていましたが、ひとつひとつキャッチアップしていくことでなんとか1エンジニアとして働くことができました。
gomock
を使ったりしながらテストまで一貫して書けたり、コード書いてる途中で自分が生んだN+1問題に気づけて修正できたりしたのもよかったです。
どこでもインフラのタスクに手をあげていくぞというやっていきや、独学でももっとインフラの知識を深めていきたいという感情が芽生えたのも大きな成功体験でした。
AWAはこれからも使い続けるサービスですし、今回得た経験もこれから活き続けるので、とても濃い1ヶ月でした。
課題としては、iOS/Android の知識がもっとあれば、得るものもより多かったと思います。
どんな質問にも答えてくださったメンターさん、進捗や目標を管理してくださった人事の方、インターンという場に関わる方々に感謝です、ありがとうございました!