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Scrapboxを使って技術書を真剣に読む


23卒のエンジニア職志望向けAdvent Calendar Advent Calendar 2021の13日目です。

学生時代の行動指針としてインフラに長期間触れてみたいという思いがあり、いろいろ本を読んだりして準備していたのですが、いざインフラに常に触れられる状態になると、読んだ内容を詳細に思い出せないことに気がつきました。
自分の強みである、既存のコードを読む力はアプリケーションを開発するときにもインフラを構築するときにも役立っていますが、概念の習得、例えばアプリケーションでいうとDOMとは、インフラでいうとDNSとは、とかいう部分は長期間触れ続けないと忘れる、自分の場合は特にインフラの概念を忘れる傾向にあります。しかもそれは既存のコードを読む力の前提となる部分であるから、確固とした知識を入れておかないといけないと感じました。
技術書は一回読むだけではなく繰り返し読むことが多いですが、早く読み終わりたいという意識が無意識に働き、重要な概念を読み飛ばしていることが早期の忘却につながっているのではないかという仮説を立て、今一度じっくり技術書を真剣に読みなおすという方針を立てました。
そこで用いたのがScrapboxで、まずは『ネットワークはなぜつながるのか』の重要な部分を書き起こしながら読むことと、登場した概念をリンクにすることを実践しています。

今のところかなり効果を感じています。
読んだ内容を脳内で整理してからまとめて書くことにより理解が深まるし、後で追いやすいです。また、読み流して無理矢理前に進むことがなくなりました(1周目に関しては読み流してでも本の全体像を把握することは有用だと思うが、2周目、3周目で読み流すのは避けたい)。
学部時代に独学で習得すべきジャンルは既に全て一回は読み流しているはずなので、これからはじっくりまとめながら確固とした知識を吸収し続けたいです。