野良コミッターがOSSの仕様を決める
OSS活動を始めて今まで157PRがCloseされた。翻訳やtypoの修正やテスト、ドキュメントの整備も含まれるけど、野良コミッターでも仕様を決める、もしくはそれに近いことができたのでいくつかまとめておく。
仕様の変更の後継をする
ESLintで最新のecmaVersionを"latest"で指定できるようになったことを受け、TypeScript ESLintでも"latest"指定できるようにするというfiskerさんのPRが詰まっていたのを発見し、実装を進めた
開発の方針を決める
denoland/deno_std/node/_tools/test
に生成されるNodeのバージョンを上げた
github.com
denoland/deno_std/path
とdenoland/deno_std/node/path
の関係を整理して進めていった
github.com
こんな感じでorgに所属してない、コミッター認定されてない野良コミッターでも頑張れば割と大きい部分の仕様に関わることができる。
GitHubでの活動はGitHubの登場はコミッタを特権階級から追い落とす革命だった - Hello, world! - s21gのタイトル通り、何の資格も持っていない文系大学生にとっては飛び道具だった。
日本の方のSocket migration for SO_REUSEPORTという発表を知って、こういうことができるようになりたいと思った。
こういうこととはどういうことかを考えると、世界の仕様を決めるということで、今まで自分が何をできてきたのかをまとめたくなって書いた。
逆に何が足りないかを再認識できてきたので、それを踏まえて活動を進めていく。