ミクシィのインターンで みてね の開発に幅広く関われました
https://mixigroup-recruit.mixi.co.jp/recruitment-category/internship/5071/ に8/2~8/27の約1ヶ月間参加しました。
選考は、インフラ/SRE領域に普段あまり触れていなかったため、その枠にチェックを入れて書類を提出しました。
3回の面接を通じて、今まで自分がやってきたこと等も考慮し、みてね のアプリ開発チームを主体に、SREチームにも関わるという形での就業となりました。
勤務形態としては前半2週間が東京、後半2週間が京都、前半3週間がアプリ開発チーム、後半1週間がSREチームという形で動きました。
アプリ開発チーム
アプリ開発チームでは複数のプロジェクトが同時進行で動いていて、それぞれのチームでiOS, Android, Railsの開発を進めていくという体制が取られていました。
自分はその中のひとつのプロジェクトに入って、そのプロジェクトの機能を少し拡張するために、モデルの関連の追加、管理画面の作成、今後の方針を立てる、ということをしました。
時間あたりの作業量は普段より少なく、難易度も至って普通でしたが、単独したタスクや既存の改善ではなく、新しくプロジェクトが進んでいる段階でモデルの作成から入る経験は少なかったため、開発のフローやスピード感がリアルに感じれました。
メンターの方が2年目だったため、仕事のイメージも湧きやすく、直接話も聞けたのでよかったです。
モバイルの画面を作ったりすることはなかったですが、リファクタリングのタスクが落ちていたので、方針に沿ってリファクタ作業もしました。
Swiftを実務で使うのは初めてで、設計まで踏み込んで読めたのはよかったです。
モバイルからサーバーまでやっているチームと聞いて、主にモバイルをやってサーバーはちょっとした変更に留まっているようなイメージを持っていましたが、DB設計からモバイルのアーキテクチャ設計まで思っていたよりガッツリやられていました。
1ヶ月という期間もあり、自分は0=>1のDB設計の段階の少しに関わったり、あらかじめ方針が固まったリファクタをしたに過ぎないですが、普段から両方に目をやれる体制が自分には合っているなと感じました。
チーム内でiOS, Android, Railsの足並みを揃えるのもスムーズにやられているように感じたのと、デザインに関しては みてね のチーム全体でより良いものに改善していく取り組みがなされていたので、そこの体制も良いなと思いました。
あと単純にどんどん新しい施策が0から生まれていってる環境は楽しいなと感じました。
主なリファレンス
- Active Record の関連付け - Railsガイド
- オブジェクト指向設計実戦ガイド/6.4 抽象を見つける
- SQLアンチパターン/6.5 解決策:関連(リレーションシップ)を単純化する
- iOSアプリの設計にClean Architectureを採用して約3年運用してきた知見 | by ロクネム | MIXI DEVELOPERS
- iOSアプリ設計パターン/3.3 抽象に依存し、再利用性を向上する
- みてねの開発スタイルを大きく変えた話 - Atsushi Sakai - Medium
SREチーム
1スプリントを みてね のSREメンバーと一緒に朝会から参加させていただきました。
アプリ開発チームにいたときには見えなかったタスクの内容や動き方が知れてよかったです。
インフラに普段あまり触れていないのとチームのレベルがとても高い分、人や技術に対して尖った印象があったのですが、温かく迎え入れてくださり、終始ペアプロもしてくださったのでとても助かりました。
タスクの内容としては、「IP不足の問題が起きたことがあったため、EKSのCNI Metrics Helperを使って、割り当てられた IP アドレスの数と使用可能な IP アドレスの数を可視化する」ということをしました。
リファレンス通りにコマンドを打てばいいという訳ではなく、TerraformやHelmで管理しているレポジトリにアプローチをしなければならず、メンターの方にとてもサポートしていただいてタスクを進めていきました。
短い期間でしたが、TerraformでのIAM作成やArgoCDでのデプロイ、Grafanaでの可視化を一通りやることができて楽しかったです。
実務でKubernetesが動いている環境を触ったことが初めてで、アプリ開発の裏で何がどう動いているのかを確認できてよかったです。
高い技術を駆使して増え続けるユーザーを支えているチームには憧憬があります。
主なリファレンス
おわりに
働き方やタスクも柔軟に相談して決めることができたのでありがたかったです。
みてね の方々はもちろん、人事や労務の方々にも大変お世話になりました。
不満は特になく、あえて挙げるなら参加が決まってから現場に入るまでの連絡がSlackではなくて電話主体だったのでそわそわしたくらいです。
みてね に関しては普段過ごす上では聞いたことはなかったですが、海外展開も進んでいて1000万ダウンロード突破している温かみのあるアプリでした。
Slackにアプリの評価が流れてくるチャンネルがあり、そこを眺めるとモチベーションが上がるような環境でした。
そもそもミクシィという会社についてはmixiとモンストのイメージが強かったですが、選考に進むにつれてミクシルなどの記事を読む機会が増え、思ってたよりいいサービスが多いなーということに気づきました。
みてね だけに限ってもそれぞれの部署で強みのある方が多数おられて、技術的にもおもしろいなと思っています。
1ヶ月間ありがとうございました!